HARG(ハーグ)療法

- HARG(ハーグ)療法とは…
- 日本医療毛髪再生研究会が提唱する医療機関が行う毛髪再生治療のことです。
HARG療法は、国内においては2008年3月よりスタートし、180施術医療機関を超え、研究会事務局へのクレーム並びに副作用報告が無い安全で確立された薄毛治療法です。
- HARG療法の確立
- 抗老化医療が進むなか、育毛産業界は広告による集客を行っていますが、確定診断と裏付けのある治療を行う事は出来ておりません。
- 日本医療毛髪再生研究会の主事である福岡先生は数年前から研究、臨床を重ねてこられた毛髪再生を検証し、医師が行うHARG治療を確立されました。その治療が当院でも治療可能となりました。
HARG療法の運用

当院がお薦めするHARG療法は、薄毛に対して『発毛』させ、発毛した毛髪を『太く長く育毛』させる事により治療効果が実感できる療法です。また、せっかく生えてくれた髪が抜けないための治療も同時に行います。
新たに開発されたAAPE Powderは、これまでHARG療法にて発毛がみられない、発毛したが育毛されない、患者様の満足度が低いなどの問題に対応しております。
AAPE Powderでは、痛みの対策(pHバランスの調整)もされていますが、痛みの感じ方には個人差がありますので、ブロック麻酔や局所麻酔をして施術します。
※AAPEとは…ヒト脂肪幹細胞の培養中の上澄み液を凍結乾燥した生体タンパク質のサイトカイン製剤(アレルギー反応なし)です。
HARG療法の考え方
- 発毛

- HARG用Powder
- (AAPE Powder)
- 育毛

- HARG用Powder
- HG育毛ローション
- 抜け毛防止

- 男性型AGAはプロペシア
- もしくは、ザガーロ内服
他の育毛薬剤、カクテルなど比較検討されHARGカクテルが最も毛髪再生に適していると判断されています。
HARG療法の安全性
HARG療法に用いるのは、脂肪幹細胞からタンパク質だけを抽出し、フィルターレーションによりすべてのウィルスを除去し、ガンマー滅菌により滅菌されており、アメリカのCTFAにより安全性を承認されております。
HARGカクテルは、臨床試験が世界にて10000例以上繰り返されておりますが、日本においても30000例を超える検証を行い、その臨床効果は確認されています。
(HARGカクテルによる効果がでない症例はなく、アレルギーも発生しておりません。)
HARG療法に用いられるAAPE Powder(=HARGカクテル)は、脂肪幹細胞を用いるよりも簡便であり、より理想的で安全な製剤であると言えます。
HARG療法による発毛・育毛・脱毛防止効果
1.発毛効果
HARGカクテルでは、幹細胞から抽出したタンパクAAPEを使います。
AAPEに豊富に含まれる各種の成長因子が活性を失った毛母細胞に刺激を与え、発毛を促します。

成長因子のシグナルが伝達されることで、休止期の毛母細胞は再び成長期へと移行し、成長期の毛母細胞は活動をさらに活発化させます。
HARG療法で用いられるAAPEは、それ自体に含まれる成長因子の働きのみならず、毛包に元々ある幹細胞に働きかけることで、更なる効果を発揮します。

AAPEにより活性化された毛包幹細胞は、自らも成長因子を分泌し、毛母細胞に刺激を与え続けます。
その後、分化することで毛髪の再生に必要な細胞を供給し、毛髪の生成がフル稼働します。
1. AAPEに含まれる成長因子による効果
+
2. AAPEが注入部位の毛包幹細胞を刺激することで生まれる効果。
この2段階の効果により、長く発毛していきます。
2.育毛効果
HARG療法の2つ目の効果は、生えた毛を丈夫な太い毛に育てる育毛効果です。成長期の毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことにより、毛髪は大きく成長します。
そのためには、毛母細胞に栄養が十分に供給されなくてはなりません。
HARG療法で注入されるHARGカクテルは、多数の育毛成分を含み、栄養面から育毛をサポートします。
- ブフロメジル
- 血管を拡張することで栄養供給ルートを確保
- シスチン
- 毛髪タンパクのケラチンを構成するアミノ酸
- ビタミンB
- アミノ酸の代謝を助け、毛髪の成長を促進
- ビタミンH
- アミノ酸の代謝を助け、毛髪の成長を促進
- 他ビタミン
- ビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10、グリシン、チロヂン等
AAPEやAAPEに活性化された毛包幹細胞から供給される成長因子は毛母細胞を刺激し、育毛を促進します。
成長因子のひとつPDGFには、毛髪の成長期を保持する効果があり、短くなってしまった成長期を回復させることで、毛髪が十分に成長する期間が確保されます。

3.脱毛防止
HARG療法は、失われた細胞を補充する事により毛乳頭や毛包のホスト幹細胞を活性させ、毛幹を再生成長させる発毛法です。AGAタイプにはプロペシアやザガーロの併用にて検証された治療をHARG療法と総称されます。(HARGカクテル単独検証も実施済み)
毛乳頭から毛母への発毛シグナルIGFを抑制するDHT(ジヒドロテストステロン)を防ぐことが最も重要です。
- 1. 血流に乗ってテストステロンが毛乳頭に入ります。
- 2. テストステロンは毛乳頭に存在するII型5αリラクターゼによりテストステロンをDHTに変換します。
- 3. DHTは細胞核内でアンドロゲン受容体ARと結合し、発毛シグナルIGFを抑制します。
そうすると、毛乳頭自体も小さくなり、毛包も狭くなりますので脱毛症となるのです。
- 4. プロペシア(フィナステリド)、ザガーロ(デュタステリド)はII型5αリラクターゼを阻害し、AGA(男性型脱毛症)にとても有効です。
- II型5αリラクターゼ:
- ⇒ 多い:AGAタイプ
- ⇒ 少ない:正常型
※ AGAチェックにより男女共に治療方針が判別でき、高い治療効果を発揮できます。

- 1.AGAチェック
- 遺伝子(薄毛)チェック確定診断
- 2.プロペシアもしくは、ザガーロの処方
- 経過観察 ⇒ 男性AGAタイプの確定と抜けさせない治療
- 3.HARG療法
- 医療機関で行う唯一の薄毛治療
- 女性の薄毛 ⇒ HARG療法のみ(もしくはパントガール併用)
- 男性の薄毛 ⇒ プロペシア(フィナステリド)もしくは、ザガーロ+HARG療法
- 男女共、研究会認定ホームケア製品処方(HGドクターズヘアケア)
※ AGA(男性型脱毛症)にはプロペシアもしくは、ザガーロの併用が必須です。
プロペシア、ザガーロの詳しい内容は【こちら】からご覧頂けます。
HARG療法 治療の流れ
HARG療法は男女別・症状別にカクテルを選択し、メソ注入を行います。
週ごとでも可能ですが、月1回の注入を1クール 計6回注入します。
日本医療毛髪再生研究会にて5年以上の検証を行ったHARG療法は、男女共に薄毛療法として(改善がみられる)効果の確立がなされており、エビデンスのある治療法です。
治療前
来院前は洗髪をしてご来院ください
- カウンセリングと診察
- まずは患者様の状態をお伺いし、どのタイプの脱毛症かを診断します。
- その後、最適な治療方法とHARGカクテルを決定し、治療方針を確定していきます。
施術開始
- 消毒
- HARGカクテルを注入する箇所を消毒します。
- 施術
- 専用のHARGカクテルをNappage法&Papule法にて注入施術します。1回/1ヵ月を計6回(1クール)その後は1回/2ヵ月をメンテナンス。その後1回/6ヵ月をメンテナンス。
- Nappage(ナパージュ)法
- 針穴下向きで頭皮にトントンと薬液を当てる方法。
頭頂部方向から下方向へ、少しずつテンションをシリンジに加えつつ、タッピング注入する方法。
- Papule(パピューレ)法
- 針穴上向きで、頭皮面に膨隆を作るように皮内に注入します。
1cm~2cmおきに膨隆を作ります。
- 治療は部位の面積により異なりますが、30分~1時間で終了します。
- 施術中の痛みは、神経ブロック麻酔をするのでございません。
- 注入が完了したら、少しお休み頂いたあとはご帰宅できます。
治療終了後
- 自宅での洗髪
- 施術後当日はあまりゴシゴシ洗髪されるのはお控えください。
2日目以降からは通常通り洗髪して頂いて構いません。
- 術後のダウンタイムなど
- 注射箇所の赤みや腫れは1日でおさまります。
注入後、1~2日間は運動をお控えください。
カラーやパーマは施術前後2週間は控えていただきます。
- ロゲインなどのミノキシジル
- ロゲインなどのミノキシジルは基本的に用いませんが、
塗布される方は、抜け毛や発赤症状がみられる場合があります。
- 症状に応じて男性は5%ミノキシジル、女性は2%ミノキシジルを使用されてください。
- プロペシア(フィナステリド)、ザガーロ(デュタステリド)
- 男性では育毛効果が見られるまではプロペシア、もしくはザガーロの内服を併用します。(抜けさせない為に必須)
- 約2~4ヵ月で発毛し、育毛があれば中止も可能ですが、若い時から脱毛がある方は併用が望ましいです。
HARG療法 症例写真





- 治療内容:HARG療法
- 治療の説明:幹細胞から抽出したタンパクAAPEを直接頭皮に注入し髪の毛を発毛させる治療です。
- 副作用(リスク):赤み・熱感・腫れ・内出血・鈍痛を感じることがあります。
- 費用:¥80,000





- 治療内容:HARG療法
- 治療の説明:幹細胞から抽出したタンパクAAPEを直接頭皮に注入し髪の毛を発毛させる治療です。
- 副作用(リスク):赤み・熱感・腫れ・内出血・鈍痛を感じることがあります。
- 費用:¥80,000

HARG療法 FAQ
- HARG療法は必ず毛髪再生しますか?
- 脱毛の症状は、原因や経年からみても様々です。女性のTypeIIIをみて下さい。
完全に毛髪が失われ、頭皮が固くなっている場合は、HARGカクテルを注入しても細胞が再生しない事が多く、TypeIIなどの産毛であっても存在している部位が対象となります。
HARG療法の2年間の検証では、対象となる部位に対して変化があります。
産毛から細毛、そして丈夫な毛に成長します。
男性型脱毛症(AGA)の場合にはプロペシア、もしくはザガーロ併用にて抜けない治療をします。
当院はHARG療法認定施設です。お気軽に症状をご相談ください。そして、あなたに合った治療方法ご提案致します。HARG療法は男女共に治療が可能です。

- HARG療法は何回で効果が現れますか?
- 毛髪は成人の方で一日に0.35mm~0.4mm伸びます。
1ヵ月30日だとすると1.05cm~1.2cm伸びる計算です。
また、毛髪には毛周期があり、毛が無い状態は脱毛の時期にあります。
HARG療法を施術すると毛乳頭付近から、毛包組織の中を毛髪が再生していきます。
しかし、HARGカクテルの成長因子によって長い休止期・脱毛時期から早期成長期に移行する期間には個人差があります。また、頭皮表面の毛穴から毛乳頭までは約3~5mmありますので、毛髪が毛穴に到達するまでに約2週間、そこから毛周期に沿って産毛~軟毛へと成長してきます。
1ヵ月に1cm~1.2cm伸びていますから、HARG療法で生えたと実感できるのは4回目の施術後から5回目の施術前あたりが多いようです。(月1回の施術にて4ヵ月目から5ヵ月目)これは目安です。
2回目で効果を感じる方、6回施術後1ヵ月で効果が出る方もいらっしゃいます。
長年の薄毛にて頭皮表面の毛穴が閉じてしまっている部位などでは、効果が望めない場合がありますので、しっかりとカウンセリングの際に診断させて頂きます。
- HARG療法に使うHARGカクテルは安全ですか?
- 脂肪幹細胞を培養し、タンパク質(プロティン)を取り出します。
それを特殊なフィルターに通し、ウィルスを濾過します。更にガンマ線を照射して滅菌しています。
国外(アメリカ・ヨーロッパ・アジア各国)では数万例が臨床で使用され、国内におきましても4~5年前から動物実験と臨床テスト3万例を行い、安全性を確認し検証しています。
その安全性と臨床効果は世界的にも権威のあるDERMATOLOGOC SURGERYに論文投稿され、文献となり、HARG療法の文献も数多くあり、世界的にエビデンスがあります。
また、医療毛髪再生研究会では、HARGカクテル研究所製造ファクトリーを視察し、文献内容に即した安全性を確認しております。
尚、HARGカクテルはアレルギー起因物質も含まれない事が確認されています。
- HARG療法は痛いですか?
- メソ注入を注射で行う前にブロック麻酔をしますので、痛みを感じる心配はありません。
痛みに弱い方でも安心してお受け頂けます。
- HARG療法前にパーマやカラーリングは出来ますか?
- HARG療法ではHARGカクテルを注入しますので、パーマやカラーリングは治療開始の1週間以上前にお済ませください。HARG療法は1ヵ月おきに4回から6回の施術になりますので、治療期間中はパーマやカラーリング期間を考慮ください。カットは施術から3日以上お空けください。
最終施術後1週間以上経過しましたらパーマ・カラーリングはOKです。(カラーリング剤が流れない状態であれば3日間くらい空けても施術OKです。)
- HARG療法の施術時間はどのくらいですか?
- HARGカクテルの注入方法、施術範囲にもよりますが、注入自体は10~20分くらいです。
施術前の消毒や麻酔、施術後は施術部位が落ち着くまでお休みいただきますので、トータルで40分から1時間くらいになります。
- HARG療法の後、髪はセット出来ますか?洗髪は?
- 施術後はセットしていただいて結構ですが、整髪剤(ワックス、スプレー)は少なめにお使いください。
また、ブラシ・コームで施術部位を引っかかないようにご注意ください。
施術後のシャンプーは軽めになさってください。指や爪で施術部位を強く刺激しないように注意して洗髪してください。
- HARG療法を受けて毛髪再生したらずっと生えたままですか?
- 毛髪が失われた原因にもよりますが、治療中は1ヵ月おきに注入したカクテルを最短で2~3ヵ月おきにフォロー注入します。安定しているようでしたら自己判断でも結構ですが、AGA(男性型脱毛症)ですと、6ヵ月間フォローなしだと脱毛するケースがこれまでにありました。
- HARG療法で白髪は黒くなりますか?
- 白髪は髪を黒くしているメラニン細胞が退化して白くなっています。
HARG療法に用いるHARGカクテルは、サイトカイン(成長因子)を多く含んでおりますので、高齢の方がHARG療法を受けて白髪が黒くなった例があります。
しかし、エビデンス療法としては、この検証は行われていません。黒くなる可能性がある。と言えます。黒髪がHARG療法により白くなる事はあり得ませんので、ご安心ください。
料金表
メニュー |
料金 |
HARG療法 1回 【全頭】 |
¥80,000
(税込¥88,000)
|
HARG療法 1クール 【全頭】 (6回) |
¥480,000
(税込¥528,000)
+毛髪関連商品プレゼント |
HARG療法 1クール 【全頭】 (6回)+2回 |
¥640,000
(税込¥704,000)
+毛髪関連商品プレゼント |
ブロック麻酔代 |
+¥5,000
(税込¥5,500)
|
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